初詣の参拝者が200万人を越える、大阪随一のパワースポット『住吉大社』の最新情報をわかりやすく解説するブログ【すみよっさん日和】へのご訪問、まことにありがとうございます。
当ブログでは難波・梅田・天王寺・新大阪などの大阪主要ターミナル駅から住吉大社への行き方、回り方(参拝方法)、御朱印帳の入手方法・御朱印の貰い方などをわかりやすく解説します。
【参考】【住吉大社の回り方】正しい参拝方法と参拝ルート・順番
なお当ブログの管理人はすでに40年以上も住吉大社を参拝し続けている、住吉大社通。安産祈願、子供のお宮参り、七五三、さらには厄払いも住吉大社でお願いしました。
現在も住吉大社まで30分以内に通える圏内に住んでいて、週一回はお参りに行っていますので現地で得られた最新ニュースや行事の情報はすぐに発信させていただきます。
また最近トレンドになっていて国内外の観光客に人気の五所御前の『五大力(五大力石)』集めのやり方や石のお返し方法、『住吉神兎(すみよしうさぎ。通称:なでうさぎ)』や『おもかる石』の場所も画像付きで解説します。
住吉大社への訪問を考えている方やご利益を得られる参拝方法を知りたい方には宇には、有益な内容ばかりですのでぜひ参考にしてください。
住吉大社の行き方・アクセス
住吉大社へのアクセスについての紹介です。
公共交通機関を活用する場合、『電車』『路面電車』『バス』の3つの方法があります。
また最寄り駅である南海本線(南海電車)の住吉大社駅には大きな駐輪場があり、さらには住吉大社の境内近くには駐車場もあるため自転車・原付・自動車でのアクセスも可能です。
住吉大社への電車でのアクセス(難波・梅田・新大阪から)
各線の難波(なんば)駅・梅田駅(大阪駅)・新大阪駅のアクセスする場合には、電車を活用するのが便利です。
梅田駅・新大阪駅からの場合、まずは大阪メトロ(地下鉄)御堂筋線のなかもず方面へ向かう電車に乗り、なんば駅へ向かいます。
なんば駅に下車したら、南海電車に乗り換えます。御堂筋線・なんば駅から南海なんば駅までは歩いて5分程ですが、地下街なんばウォークを通れば案内版が多くあるため、迷わずたどり着けます。
なお南海電車のなんば駅から、南海本線と南海高野線の2つの路線がありますが、住吉大社駅に停車するのは南海本線なので間違わずに乗りましょう。あとは特級・急行・準急はとまらないので、かならず普通(各停)に乗るようにしてください。
南海なんば駅ホームの7番乗り場から出ているのが、南海本線の普通電車です。
そちらに乗車すれば、なんばから5つ目の停車駅※が住吉大社となります。
※南海電鉄のなんば駅から住吉大社駅までの停車駅は、なんば-新今宮-天下茶屋-岸里玉出-粉浜-住吉大社です。
なんば駅から住吉大社までの乗車時間は9分なので、到着まではあっと言う間です。乗り過ごさないように注意しましょう。
住吉大社駅についたら、東出口から出ます。駅構内(ショップ南海住吉大社)を抜けて、向かって左に進めば住吉大社の玄関口である『一の鳥居(西大鳥居)』が見えてきます。
一の鳥居を抜ければ、その向こうに反橋(そりはし。通称:太鼓橋)、本殿の第一本宮から第三本宮までが一直線に並んでおり、この一の鳥居を抜けて反橋を渡るのが最もスタンダードな参拝ルートです。
なんば駅からの各線電車およびタクシーでの行き方は次の記事をご参照ください。
【参考】【難波から住吉大社への行き方】JR・御堂筋線・南海・タクシー乗り場
大阪で最も利用者数の多い、御堂筋線梅田駅、JR大阪駅など梅田周辺の各駅からのアクセスは次の記事で解説しています。
【参考】【JR大阪駅から住吉大社への行き方】御堂筋線・阪神・阪急梅田駅からのアクセス
住吉大社への路面電車(ちんちん電車)でのアクセス(天王寺駅から)
JR・近鉄電車など各線の天王寺駅から住吉大社へアクセスする場合には、路面電車(通称:チン電)の阪堺電車を活用するのが便利です。
天王寺駅から阪堺電車の下り(浜寺駅前方面)の乗ります。降車する駅は、『住吉鳥居前』です。
その手前に『住吉』という停留所があり、そこからも住吉大社が見えますが、住吉大社の正面である『一の鳥居(西大鳥居)』に近いのは住吉鳥居前なので、必ずそちらで降車するようにしてください。
天王寺から住吉鳥居前までの時間は16分ほどです。ただし阪堺電車は車やバスと同じ道路を走るので、信号・事故・渋滞の影響で遅れる可能性はあります。
阪堺電車を利用する場合には、時間に余裕をもって乗車しましょう。
なお阪堺電車の運賃は全区間共通で大人230円、小児120円です。SUICA、ICOKA、PITAPAなどの交通系ICカードの利用も可能なので、それらを持っている場合は小銭を準備しておく必要はありません。
住吉大社にお祀りされている神様
住吉大社には神様がいないとネットやSNSで情報発信している方を見かけますが、それは誤った情報です。
住吉大社の境内には第一から第四までの本宮(本殿)があり、そこには日本書紀にも登場する由緒ある神様が祀られています(それぞれの神様については後述)。
また境内の外側にある侍者社(おもとしゃ)、大海神社、志賀神社、種貸社(たねかししゃ)、児安社(こやすしゃ)などにも神様がお祀りされているのです。
住吉大社本殿の神様(神功皇后など)
住吉大社の一の鳥居・反橋(太鼓橋)から正面の道筋にある本殿(第一本宮から第四本宮)に祀られている神様は次の通りです。
- 第一本宮:底筒男命(ソコツツノヲミコト)
- 第二本宮:中筒男命(ナカツツノヲミコト)
- 第三本宮:表筒男命(ウワツツノヲミコト)
- 第四本宮:息長足姫命(オキナガタラシヒメノミコト)
上記の内で、第一本宮から第三本宮に祀られている底筒男命、中筒男命、表筒男命の三神は、『住吉大神』と呼ばれている神様です。
住吉大神は日本書紀・古事記にも記載があるほどの、由緒正しき神様であり、神道において最も重要な『祓い(はらい)』をつかさどっています
また誰もが一度は名前を聴いたことがある天照大神(あまてらすおおみかみ)の誕生には、住吉三神が大きく関与しており、住吉三神の浄化作用の後にイザナギの左目から天照大神が生まれました。
言い換えれば住吉三神が存在しなければ、皇室祖神として伊勢神宮に祀られる天照大神も存在しなかったと言えます。
一方、第四本宮に祀られている息長足姫命(オキナガタラシヒメノミコト)は、神功皇后(じんぐうこうごう)のこと。神功皇后は第十四代・仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)の正室でありそもそもは人間でした。
つまり神功皇后が神格化されて、祀られているのが第四本宮です。
しかし彼女はただの人間ではありませんでした。神功皇后は神の言葉を受け取れる、巫女の力も持っていたのです。
仲哀天皇の死後、彼女はご神託(神様から言葉・メッセージ)を受け、新羅の国(今の朝鮮半島の東部にあった国)へ船で自分が指揮を取り攻め入ります。
女性が先陣を切り、攻め入るのは当時でも珍しいことでした。女性の将軍と言えば、ジャンヌ・ダルクを真っ先に思い浮かべる人が多いでしょうが、彼女も神功皇后と同じく神の声(神託)に従い戦いの指揮を取ったと言われているので、まさに似た境遇ですね。
そして神功皇后の戦が始まると、一陣の風が吹き新羅の国の軍船は海へと沈みました。この時吹いた風が、神功皇后が吹かせた風だから『神風』の語源となったという説もあります。
そのように神の言葉を聞くことができ、日本に反映をもたらすきっかけを作った英雄となった神功皇后。
後に住吉三神から自分自身を長峡(住吉大社のある場所)に祀るように神託を受け、四つ目の本宮に自分を神様としてまつり、そこを往来する船を見守ることにしたのです。
住吉大社のお守り(五大力)・おみくじ・御朱印帳
住吉大社は大阪随一のパワースポットと呼ばれている場所。
実際に敷地に入り石畳を歩き出すと、その澄んだ空気に身も心も洗われ、穢れが浄化されているように感じる人が多いです。
そんなパワースポット住吉大社の恩恵を受けられるアイテムとしてお守り(うさぎまもり・鈴まもり等)、招き猫(招福猫)、侍者人形、清め塩、五大力石(五大力石守)、土人形、釣人守(ルアー守り)、うさぎみくじ、釣りみくじ、おみくじ、恋みくじ、御朱印帳などがあります。
【参考】住吉大社のうさぎみくじが可愛すぎた!引ける場所と初穂料
【参考】住吉大社のおみくじには大凶がある?吉凶の順番と出る確率
【参考】住吉大社の恋みくじの場所・初穂料・通常おみくじとの違い
住吉大社の人気パワーストーン『五大力石』
今住吉大社で最も話題となり、国内外の観光客を集めているのが五大力石を拾うことができる『五所御前(ごしょごぜん)』です。
第一本宮の南側(向かって右側)にあるこの『五所御前』は、住吉大社を鎮座する際には最初に神霊がお祀りされたと言われる由緒正しきパワースポット。
五所御前は石柱に囲まれており、その中にはたくさんの小石があります。その中には、『五』『大』『力』の3つの漢字が書かれた石も含まれています。
これが五大力や五大力石と呼ばれる住吉大社の名物であるパワーストーン。
この幸運のご利益石を手に入れるためだけに全国各地から参拝客が訪れるほど、スピリチュアル界隈では人気のアイテムです。
それらの石を拾ってお守り袋に入れてカバンに付けたり、家に飾ったりして保管しておくと、願いごとが叶うといいう言い伝えがあるのです。
五大石専用のお守り袋は境内でお守り授与所で入手(購入)できます。
ちなみにご利益は体力・知力・財力・福力・寿(命)力を授かることと言われており、大半の悩みに対応できるご利益と言えるでしょう。
さすが大人気のパワーストーンだけのことはあります。
そしてお願いごとがかなった際には、別の小石(五所御前の近くで拾っても、お参り所で買っても良い)に『五』『大』『力』の文字を書いて、お守りにした石と共に倍の6個にお返しするのが五大力のお参りの決まりです。
願いごとが叶ったのなら、倍返しをしてその福を他の人にも御裾分けしてあげましょう。というペイフォワードの考え方ですね。
【参考】住吉大社の五大力守りのご利益|袋・休み・叶った時の返し方
住吉大社内の施設・末社・摂社
住吉大社には第一から第四までの本殿(本宮)だけでなく、船玉神社、市戎大黒社、侍者社(おもとしゃ)、楠珺社(なんくんしゃ)、浅沢社(あさざわしゃ)、大歳社(おおとしゃ)、志賀神社、大海神社、種貸社、反橋(通称:太鼓橋)、住吉神兎など。
商売繁盛、良縁・復縁・復活愛、子宝祈願、家内安全、無病息災など、それぞれの末社・摂社のご利益も様々です。
【参考】住吉大社で復縁・復活愛にご利益があるお守り・お参り方法
そのため多くの方が全国から、自身の悩みにご利益のある神社を参拝するために住吉大社に訪れます。
また住吉大社は御伽草子(昔話の)一寸法師に登場する神社でもあり、神社内には一寸法師の石碑やお椀もあります。
【参考】住吉大社の一寸法師の場所はどこ?行き方と限定御朱印の貰い方
そのように様々な施設、摂社・末社があり、さまざまな神様がお祀りされているのです。
住吉神兎(撫でうさぎ)
住吉大社の第四本宮(神功皇后・息長足姫命が祀られている社)の丁度目の前に、翡翠で造られた兎の像があります。
これが『住吉神兎(すみよしうさぎ)』、通称・なでうさぎです。
卯年卯月卯年に鎮座した住吉大社には縁のある兎の像であり、住吉さんを代表するパワースポットの一つです。
住吉神兎は五体(頭・首・胸・手・足)を撫でると、無病息災のご利益があると言われており、参拝客の多くは兎の全身をくまなく撫でて帰ります。
受験前には志望校に合格しますように、兎の頭を撫でにくる受験生もたくさんいますよ。
【参考】住吉大社のうさぎはどこ?撫でてご利益!住吉神兎の場所・行き方