毎年初詣には230万人もの参拝者が訪れる大阪市住吉区にある『住吉大社』。
全国2,300もの住吉大社の総本社(最も格式が高い神社)であり、スピリチュアル界隈では大阪最強のパワースポットと声が名高い神社です。
初めて訪れた方は本殿に足を踏み入れた際、ここが本当にあの大都心の難波からたった10分の場所にあるの?とその澄み切った空気に驚かされるはず。
そして住吉大社は境内の内外に摂社・末社があり、それぞれの社には異なる神様が祀られています。
そんな数ある末社の1つである『侍者社(おもとしゃ)』は住吉大社の中にある縁結びの社。
復縁・復活愛・良縁成就にご利益があると言われており、復縁成就を願って参拝に来られる方も多いです。
そこで本記事では住吉大社での復縁・復活愛のご利益を得るためのお参り方法、お守り、侍者社の場所・行き方を画像付きで解説します。
住吉大社の縁結びの神様は侍者社にいる田裳見宿禰と市姫命
住吉大社には縁結びの神様として信仰されている田裳見宿禰(たもみのすくね)と、その妻である市姫命(いちひめみこと)が祀られている末社『侍者社(おもとしゃ)』※があります。
※末社とは住吉大社の関係のある神社、あるいは崇敬している人が招いた神社、それ以外の住吉大社にある社のこと。
場所は第二本宮の向かって右側(南側)。本宮を囲う壁伝いに建てられた小さい社が侍者社。下記マップの赤丸部分です。
お祀りされている神様(祭神)である田裳見宿禰は住吉大社の初代の神主であり、住吉三神から神託を受けて住吉大社の鎮座することを決めた神功皇后の名を受けて社殿を建立を託された人物。
つまり神さまと人と結びつけるために、住吉大社を造った主要人物の一人。
そのように神さまと人との縁を取り持つ役目を担ったことから、神格化されて『縁結びの神』として妻である市姫命(いちひめみこと)と共に祀られています。
なお侍者社の中は参拝者も自由に立ち入ることでき、その中には良縁・復縁・復活愛を願う『侍者人形(おもとにんぎょう)』や、夫婦円満を祈願する『裸雛(はだかびな)』が奉納されています。
住吉大社で復縁・復活愛を祈願するお参りルート・参拝方法
続いて住吉大社で復縁・復活愛を祈願する正しいお参りルート(道順)、参拝方法を解説します。
お参りルートについては少し長いので、【1】住吉大社の正面から本殿まで、【2】本殿から侍者社までの、2つに分けて解説します。
【1】住吉大社の正面から本殿までのお参りルート
まずは住吉大社の正面から本殿までのルートです(マップの【1】の矢印のルート)。
ここで言う正面とは、住吉大社の玄関口である『西大鳥居(一の鳥居)』を指します。
南海・住吉大社駅の東口を出て、左手に見える石造りの大きな鳥居です。参拝ルートは次のようになります。
西大鳥居→反橋(太鼓橋)→手水舎で清める→角鳥居→本殿
参道での正しい歩き方、手水舎での心の体の清め方は次の記事をご参照ください。
【参考】住吉大社の回り方】正しい参拝方法と参拝ルート・順番
太鼓橋は渡らないとダメなの?
住吉大社の参拝経験のある方なら、太鼓橋(正式名称:反橋)を渡らなくても迂回すれば急こう配の橋を渡らずに神池を渡る道を知っているでしょう。
しかし復縁・復活愛を祈願する場合には別ルートはおすすめしません。
というのは太鼓橋は渡るだけで穢れ(けがれ)を祓う(はらう)ことができると言われている強いパワースポットだからです。
悪縁を断ち切り、穢れを祓うためにも特別な理由がない限りは太鼓橋を渡るようにしましょう。
【2】本殿からの侍者社まで
本殿に入ってからの参拝ルートは次の通りです。
第一本宮→第二本宮→第三本宮→第四本宮→おもとみくじを引く(おみくじ授与所)→侍者社にお参りする→侍者人形を奉納
下記マップの【2】のルートです。
角鳥居をくぐって本殿に入ったら、住吉三神と神功皇后が祀られている本殿(第一本宮から第四本宮)をお参りしましょう。
本殿に入って一番手前に見えるのが『第三本宮(祭神は表筒男命)』で、奥側(東側)に『第二本宮(祭神:中筒男命)』、『第一本宮(祭神:底筒男命)』と一列に並んでいます。
第三本宮がこちら(↓)
『第四本宮(祭神:息長足姫命※)』は、一番手前に位置する第三本宮の向かって右側(南側)に建立されています。
※息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)は、住吉大社を鎮座した神功皇后が神格化した際に付けられた名前です。
第四本宮がこちら(↓)
本殿に入ったらまずは第一本宮から第四本宮にお参りし、神様達にご挨拶をしましょう。
第一本宮から第四本宮からお参りするのに決まった順番はありません。特にこだわりがなければ、奥の第一本宮から手前にある第四本宮までを順に参拝すれば良いでしょう。
なお神様にお参りする際にの作法は、お賽銭を納めた後に拝殿(本宮のあるお社)に向かって2回お辞儀をして2回手を叩き最後にもう一度お辞儀をする、二拝二拍手一拝が原則です。
住吉大社での参拝もこれが正しい作法とされているので、二拝二拍手一拝を守りましょう。
第一本宮から第四本宮までの参拝を終えたら、第四本宮の真正面(住吉神兎の近く)にあるおみくじ授与所で『おもとみくじ』を引きます。
おみくじ授与所の場所はこちら(↓)
おもとみくじとは、良縁成就のご利益があるお守り『侍者人形(おもと人形)』の中におみくじが入っているもの。初穂料は500円です(本記事執筆時の料金)。
おみくじは神様からの神託を巫女(シャーマン)じゃない人も受けられる貴重な手段です。あなたの願いを心の中で唱えて引けば、それを叶えるヒントがそこには書かれています。
そのため復縁したいという願いを込めて、おもとみくじは引くようにしましょう。
おみくじで神様からのメッセージを受け取ったら、続いては『侍者人形』を縁結びの神様がいる『侍者社(おもとしゃ)』へ奉納します。
侍者社の場所(下記マップの赤丸の場所)は第二本宮の向かって右側(南側)。おみくじを引いた場所から、ゆっくり歩いても3分以内の場所にあります。
侍者社についたらまずは拝殿(お社)に向かってお参りをします。お参りの作法は先ほどと同じく、二拝二拍手一拝です。
参拝を終えたら侍者社の中に入ります。この時、扉はしずかに開け閉めするようにしてください。
侍者社の中に入ったら、侍者人形の裏側にあなたと復縁したいお相手の氏名・生年月日を記入します。
記入を終えたら奥にある棚に侍者人形を復縁・復活愛したいと願いを込めて奉納しましょう。
以上が復縁・復活愛にご利益がある参拝方法・ルートです。ゆっくりお参りしても20分から30分もあれば、十分に回れます。
また引いたおもとみくじを神社に結んで帰りたい方は、侍者社の前にあるみくじ掛けに結んで帰りましょう。境内の木の枝に結ぶのはバチが当たるマナー違反なので、くれぐれもやめてください。
引いたおもとみくじは神社に結んで帰った方がいいの?
おもとみくじのは神社に結んだ方がいいの?
神道では、おみくじを神社に結ぶというしきたりはありません。
そのためおみくじは財布に閉まってお守りにしたり、部屋に飾っても大丈夫です。凶・大凶のおみくじを持ち歩くのが嫌・気持ち悪いという方は、神社で結んで帰れば良いでしょう。
私もおみくじの吉凶(占い結果)小吉・中吉・大吉なら持ち帰りますが、凶・大凶ならおみくじ掛けに結んで帰ります。
また住吉大社のおみくじの吉凶の種類・順番、大凶が出る確率は次の記事で解説しています。
【参考】住吉大社のおみくじに大凶はある?吉凶の順番と出る確率
住吉大社で復縁・復活愛におすすめのお守り
続いて住吉大社で復縁・復活愛にご利益のあるお守り・絵馬を紹介します。
記載している初穂料は本記事執筆時点のものです。
【1】良縁守(りょうえんまもり)
- ご利益:良縁成就
- 初穂料:1,000円
- 種類:ピンク、ブルー
紅白のつがいの蝶々が刺繍された、良縁成就にご利益のあるお守り。
色はピンクとブルーの二種類。色によって、ご利益は変わりませんので好みの色を選んで大丈夫です。
【2】おもとみくじ(侍者人形)
- ご利益:良縁成就
- 初穂料:500円
- 種類:一種類のみ
良縁成就にご利益の侍者人形の中に、恋みくじが入ったおみくじです。
おみくじ(恋みくじ)の入っていた侍者人形は、自分と復縁したい相手の名前・生年月日を書き、侍者社に奉納しましょう。
おみくじを引く行為は神様からの助言を受ける行為でもあります。
復縁・復活愛に向けて、神様のアドバイスを貰いたい方は必ず引きましょう。
【3】侍者絵馬(おもとえま)
- ご利益:良縁成就
- 初穂料:1,000円
- 種類:一種類のみ
ハマグリの絵の描かれた良縁成就の絵馬。
ハマグリは上下のペアの貝殻同士がぴったくっついていることから、夫婦円満・良縁成就の縁起物として知られています。
絵馬にはお願いごとと、名前を記入し、侍者社近くの『絵馬所(絵馬掛所)』に結びましょう。
まとめ
今回の記事で住吉大社で復縁・復活にご利益のお参り方法・参拝ルート、お守りや絵馬を紹介しました。
本文中でも住吉大社は大阪最強のパワースポットであり、復縁・復活愛の祈願にも多くの方が参拝に訪れる神社です。
住吉大社にお参りに訪れた際には、解説した内容を参考に復縁のご利益を受け取ってください。
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