全国2,300を数える住吉神社の総本社(格が最も高い)である大阪の『住吉大社』。地元民からはすみよっさんの愛称で親しまれているたいへん立派な神社です。
住吉大社は本殿(第一本宮から第四本宮)に4人の神様が祀られている他、神社内にさまざまな神様がおまつりされている末社・摂社があります。
そのため良縁・復縁・子宝・安産・無病息災・商売繁盛・家内安全など様々な祈願をするための参拝者が訪れ、スピリチュアル界隈では大阪最強のパワースポットとも言われています。
また著名人もお忍びで参拝に訪れており、2024年には芸能人の木村拓哉さんもプライベートで住吉大社を参拝しました。
そんな住吉大社は実はうさぎとたいへん縁が深い神社※。
※住吉大社とうさぎはどうして縁が深いのか?その理由については後述します。
本殿には撫でれば無病息災のご利益があると言われるヒスイ製の兎像『住吉神兎(すみよしうさぎ)』があり、手水舎の水が流れでるところは石造りの兎となっています。
【参考】住吉大社のうさぎはどこにいる?撫でてご利益!住吉神兎の場所・行き方
また第三本宮・第四本宮の脇には白とピンクのペアの兎のぬいぐるみまで飾られていますし、通常のおみくじの他に兎の焼き物に入った『うさぎみくじ』まで用意されています。
【参考】住吉大社のうさぎみくじが可愛すぎた!引ける場所と初穂料
もう境内の至るところにかわいい兎だらけ。うさぎ好きにはたまらない神社です。
そして住吉大社ではうさぎのお守り(うさぎ水引守り)も入手可能なんです。
そこで本記事では住吉大社に購入できるうさぎのお守り一覧と初穂料(値段・価格)、入手できる場所について解説します。
住吉大社がうさぎと縁が深い理由
『住吉大社』と『うさぎ』にはどんな関係があるの?
住吉大社とウサギとの関係を解説にするには、住吉大社の歴史について少しだけ知る必要があります。
そもそも住吉大社は古事記や日本書紀にも登場する住吉三神※(住吉大神や住吉明神ともいう)をお祀りするために、建立された神社。
※住吉三神とは底筒男命(そこつつのをみこと)、中筒男命(なかつつのをみこと)、表筒男命(うわつつのをみこ)の三人の神様。
住吉三神から神託(神様からの言葉)を受けて、住吉大社を建てのが第十四代・仲哀天皇の正室である神功皇后(じんぐうこうごう)です。
そして住吉大社を鎮座したのが【卯の年・卯の月・卯の日】という、三つのうさぎが重なる日だったのです。
さらに住吉大社を建立した神功皇后の生まれも卯年卯月卯日。こちらも三つのうさぎが重なる日。
もはや偶然とは思えない一致です。きっと兎は住吉三神さまの使いに違いないと、住吉大社の参拝者はうさぎを縁起物として大切するようになりました。
住吉大社のうさぎのお守りを買える場所と行き方・道順
住吉大社では住吉三神の使いである、うさぎのお守りを購入することできます。
入手できる場所は住吉本殿にある『お守り・お札の授与所』です(下記マップの赤丸の箇所)。
では住吉大社の正面である『西大鳥居(一の鳥居)』から、お守り授与所までの行き方を解説します。
『西大鳥居』は南海本線・住吉大社駅(駅に直結するショッピングモールのショップ南海住吉)の東口を出て、左に向いて歩道を直進し、横断歩道を渡れば見えてくる大きな石造りの鳥居です。
住吉大社周辺の名物の1つである縁起焼(えんぎやき)を売っている『縁起屋』の真向いにある鳥居です。
西大鳥居は住吉大社の玄関口。ここから先が神様のお家になので、鳥居を通る際には帽子を脱ぎ、深くお辞儀をします。
鳥居をくぐったら石畳の参道をまっすぐ進みます。なお参道の中央を正中と呼び、神様たちの通り道です。参道を歩く際には神様の邪魔にならないようなるべく端を歩いてください。
【参考】【住吉大社の回り方】正しい参拝方法と参拝ルート・順番
石畳を直進すると、住吉大社のパワースポットの1つである『反橋(そりはし。通称:太鼓橋)』があるので、これを渡ります。
太鼓橋を迂回してもお守り授与所には行けますが、渡るだけでお祓いになると言われている橋なので、できる限り渡るようにしましょう。
ちなみに大小橋の橋脚は、豊臣秀吉の妻・淀殿が子の秀頼の成長祈願で奉納したもの。それが今も残っているなんて、すごい歴史ですよね。
反橋を渡り終えると、左手に『手水舎』があるので本殿に入る前にここで手を洗い、口をすすぎ、心と体を清めます。
洗う順番は左手→右手→口の順です。昔はひしゃくがありましたが、コロナ以降はひしゃくが用意されていませんので、流れてくる水を手ですくって清めましょう。
そして手水舎に来たら、注目して頂きたいの水の注ぎ口。そう、石造りのうさぎの口から水が流れでてるんです!
水の出口は龍や蛇の神社が多いですが、さすが兎に縁が深い神社だけありますね。、
手水舎で身も心も清めたら、正面にある石階段を昇って石造りの『角鳥居(脚が四角柱の鳥居)』と丹塗りの四足門を通りぬけます。
鳥居を通り抜けた先にあるのが本殿。ここからはより澄んだ空気になるので、入った瞬間に神様をそばに感じられるはずです。
本殿に入って真正面に見えるのが表筒男命(うわつつのをみこと)が祀られている『第三本宮』です。
ウサギのお守りを入手できる授与所は、第三本宮の向かって左側(北側)にあります。
対応・受付係の巫女さんが数人いて、看板も出ているので場所はすぐにわかるはずです。
ちなみ住吉大社のパワースポットの一つ翡翠製の『住吉神兎(すみよしうさぎ)』は先ほど紹介した『第三本宮』の右側(南側)の『第四本宮』の真正面にあります。
願いを込めてなでれば無病息災のご利益があると言われており、私が子供の頃は親戚のおじさんから「賢くなるから頭撫でとけよ!」とよく言われました笑
住吉大社のうさぎお守りのご利益と初穂料
続いて、住吉大社のお守り授与所で入手できるうさぎのお守りの種類とご利益、初穂料を紹介します。
【1】うさぎ水引守
- ご利益:開運招福
- 初穂料:1,000円
住吉大社で定番のうさぎのお守り『うさぎ水引守』。住吉っさんうさぎのお守りと言えばコレです。
縁起物である水引を1つ1つ手作りで結んで、うさぎの形にしたストラップ付きのお守り。
ご利益は開運招福。幸運を引き寄せ、福を招き入れる、人生全般にご利益がある総合的なお守りです。
ウサギの首輪の部分がピンク色の蝶々結びになっていて、それが蝶ネクタイみたいですごくかわいい!
白とピンクの色合いもデザインとマッチしていて、チャームとしての完成度も抜群に高いです。
サイズもコンパクトで女性の手の中にも収まる小ささなので、バッグに付けていても邪魔になりません。
金色の鈴と小判のチャームも、金運が上昇しそうで良いですね。
【2】住っこうさぎ
- ご利益:開運招福
- 初穂料:1,000円
女性・子供を中心に人気となっているのがこちらの『住っこうさぎ』(すみっこ?どこかで聞いたようなネーミング笑)。
ご利益は先ほどの水引守りと同様、開運招福です。
白とピンクのうさぎのぬいぐるみのお守りで、ストラップと金色のチャーム込みで初穂料は一体1,000円です。
ストラップが簡単に着脱できるので、ストラップを外せばぬいぐるみとして自宅に飾ることもできます。
ぬいぐるみのデザインは住吉大社の本殿に飾られているものによく似ていて、とてもキュートな授与品です。
ちなみに住吉大社の第三本宮の横にいる大きなうさぎのぬいぐるみが持っているのがこの『住っこうさぎ』なんですよ。
なお『住っこうさぎ』は可愛がれば可愛がるほどにご利益があると言われているので、毎日撫でて大切にしてあげてください。
【その他のうさぎ関連品】御朱印帳
お守りではありませんが、住吉大社の御朱印帳にも兎が描かれています。
ただし御朱印帳には本殿のお社が描かれているバージョンもあり。
兎の御朱印帳が欲しい方は、ピンクかブルーの御朱印帳(太鼓橋×兎パターン)を選ぶようにしましょう。
なお兎柄の御朱印帳の初穂料は、ピンクとブルーのいずれも2,000円です。
まとめ
今回は住吉大社の兎のお守りのご利益・初穂料・入手できる場所について、最新情報を画像付きで詳しく解説しました。
本文中でもお伝えしたように、住吉大社はうさぎとの縁が深い神社。
お守りだけでなく、神社境内には『住吉神兎』『手水舎のうさぎ』『本殿のペアのうさぎぬいぐるみ』『うさぎみくじ』など、うさぎ関連するモノがたくさんあるので、ぜひ全てに立ち寄ってみてくださいね。
全てを回る時間が無い方は、無病息災のご利益がある『住吉神兎(通称なでうさぎ)』だけでも撫でて帰りましょう。
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